サウジアラビアの政府系ファンドが英百貨店「セルフリッジ」グループの株式を取得
サウジアラビアの政府系ファンド「パブリック・インベストメント・ファンド(以下、PIF)」が、セルフリッジグループの株式40%を取得したことが明らかになった。
セルフリッジグループは、1909年にロンドンのオックスフォードストリートに1号店をオープン。「Selfridges」のほか、アイルランドの「Brown Thomas」と「Arnotts」、オランダの「De Bijenkorf」などをはじめとする18店舗の高級百貨店を所有し、運営している。2022年にはタイ小売り大手のセントラルグループと、オーストリアを拠点とする欧州不動産大手のシグナ・ホールディングスが共同で買収。セントラルが60%、シグナが40%の比率で出資していたが、シグナの経営破綻を受け、PIFがシグナからセルフリッジズの株式を買い取った。取引額などの詳細については開示されていない。