銭湯を守るため立ち上がる『銭湯民族』京大銭湯サークルを部員0人→100人超に再興した3代目会長「深夜の活動」で京都の全銭湯を守りたい!
そしてサークル活動を通じて目指す竹林さんの壮大な目標とは? (竹林さん)「こんなに快活そうに見える僕なんですけれど落ち込むこともあって」 入学2年目にコロナ禍が訪れた竹林さん。外出できずに塞ぎ込んでいたときに救ってくれたのが銭湯でした。
(竹林さん)「とりあえず風呂に行くか…と銭湯に行ったらいつもの顔ぶれがいて、そこでほっとして。なかなか勉強がうまくいかなくて…と言ったら、そんなこともあるだろみたいな。どうせお前は留年するんだから、え~ちょっと~、みたいな話をしながら。そこで心を救われた経験があって銭湯に恩を感じていて。そういったところで恩返しもできたらなということで。(京都では)毎年7軒くらいのペースで歴史ある銭湯がひとつひとつのれんを畳んでしまっている状況にあるんですよね。京大銭湯サークルでの清掃活動を通して、銭湯の掃除のノウハウを学んでくれた他大学のメンバーが、それぞれの大学に帰って独立して銭湯サークルを立ち上げてくれたら、京都市の全ての銭湯を網羅できるんじゃないかと」
竹林さんの夢は京都中の大学に銭湯サークルを立ち上げ、全ての銭湯を守ることにありました。集合から2時間半が経った午前3時。 (竹林さん)「お腹が空いている人がいたら一緒に牛丼でも食べに行きましょう。ありがとうございました!お疲れさまでした!」 ひと仕事を終えた若者たちは夜明けが近づく京都の街に消えていきました。