〔NY外為〕円、140円台後半(13日)
【ニューヨーク時事】週末13日のニューヨーク外国為替市場では、米国の大幅利下げ観測を背景に日米金利差縮小を意識した円買い・ドル売りが広がり、円相場は1ドル=140円台後半に上昇した。午後5時現在は140円78~88銭と、前日同時刻(141円74~84銭)比96銭の円高・ドル安。 米英主要紙などの報道を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が17、18両日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50%の利下げに踏み切る可能性が依然排除されていないとの観測が浮上した。これをきっかけに海外市場で進んだ円買い・ドル売りの流れを引き継ぎ、ニューヨーク市場は140円83銭で取引を開始。一時140円29銭まで上昇し、年初来高値水準を付けた。 米ミシガン大学がこの日午前発表した消費者調査によると、9月の景況感指数(暫定値)が69.0となり、前月の確報値(67.9)から上昇。市場予想の68.5も上回ったが、相場への影響は限定的だった。その後、円は上げ幅を一部縮小し、午後に入ってからは、140円台後半から141円近辺のレンジを方向感なく推移した。 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1070~1080ドル(前日午後5時は1.1069~1079ドル)、対円では同155円98銭~156円08銭(同156円98銭~157円08銭)と、1円ちょうどの円高・ユーロ安。