オリックス・福田周平 心意気がにじむ“変更志願”「自分の体を見つめ直して」/契約更改、覚悟の誓い
ケジメの“返上”だった。福田周平が、来季から背番号を『65』に変更することを明かした。 【選手データ】福田周平 プロフィール・通算成績 11月26日、大阪・舞洲にある球団施設で、契約更改交渉を行ったあとに、福田があっさりとした口調で言う。 「(福良淳一)GMに言いました」 2018年に入団してからの4年間は『4』を着け、22年から3年間は『1』を背負った。 定着しつつある番号だったが、「21年が終わって、福良さんにお願いしたんです。『背番号1をください』と。その次の年は、それなりの結果だったんですけど、この2年間は全然良くなかった。背番号1はGMが着けていた番号だし、僕が目指すべき成績やなと思って1をもらったんですけど、あんまり良い結果残せてなかったんで、返すっていう感じです」と、言葉に力を込めた。 今季は69試合の出場で打率は.232。交流戦期間中の6月には足を故障するなど、本来の調子を取り戻せずにシーズンが終わり、不完全燃焼のシーズンになってしまった。 契約更改後の会見でも「やっぱりケガはダメですね。ケガしないように、自分の体を見つめ直して、このオフシーズンはやりたいなと思っています」と、気持ちを新たにして、25年シーズンを見据えていた。 言葉どおり、舞洲の室内練習場には、いつも福田の姿がある。黙々とバットを振り込み、懸命な走り込みで下半身強化に着手。来年8月で33歳になる“切り込み隊長”は、強い覚悟を持って、新たな戦いに挑んでいく。 写真=BBM
週刊ベースボール