【陸上】女子20㎞W柳井綾音は18位 ブダペスト世界陸上30位からジャンプアップ/世界競歩チーム選手権
◇第30回世界競歩チーム選手権(4月21日/トルコ・アンタルヤ) 世界競歩チーム選手権が行われ、シニア女子20㎞で日本勢ただ1人の出場となった柳井綾音(立命大)は1時間32分52秒で18位だった。 日本代表エントリー&成績をチェック! 序盤の4㎞あたりまでは先頭集団に食らいつく積極性を見せた柳井。その後は世界のスピードに引き離されたが、1km4分40秒~50秒のペースを守って中間点を45分19秒で通過する。 後半は一時16位に浮上。昨年のブダペスト世界陸上では30位だったが、そこから大きな進歩を見せた。 元日の元旦競歩10kmでは、42分46秒の日本新をマークした岡田久美子(富士通)に次ぐ2位を占め、42分58秒の学生新記録をマーク。2月の日本選手権20㎞では1時間31分25秒で3位に入った。五輪参加標準記録(1時間29分20秒)には届いていないため、パリ五輪代表入りは今後の選考次第だが、20歳の大学3年生にとって、確かな経験を得たことは間違いない。 優勝は1時間27分12秒でキンバリー・ガルシア・レオン(ペルー)がつかみ、一昨年のオレゴン世界陸上(20㎞、35km2冠)に続くタイトル獲得。ブダペスト世界陸上では20㎞4位、35km2位と頂点を逃しており、その雪辱をパリで果たす準備ができているようだ。
月陸編集部