韓国 きょうのニュース(9月12日)
◇全国53の救急センターで医師が4割減 7か所は一部閉鎖を検討 全国医科大学教授協議会が12日公表した調査結果によると、協議会に参加する病院のうち53か所の救命救急センターに勤務する医師は昨年の914人から535人へと41.4%減少した。このうち、研修医は昨年の386人から33人へと10分の1以下に減った。調査に参加した病院のうち7か所は救命救急センターで勤務する医師が5人以下となり、24時間の運営ができず一部閉鎖を検討しなければならないレベルであることが分かった。 ◇北朝鮮が数発の短距離弾道ミサイル発射 超大型ロケット砲か 韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が12日午前7時10分ごろ、平壌付近から朝鮮半島東側の東海上に向けて数発の短距離弾道ミサイルを発射したと発表した。ミサイルは約360キロを飛行し、東海上に落下したという。発射したミサイルは3~4発のようだ。韓国軍は飛行距離や高度などから、超大型放射砲(ロケット砲)「KN25」を発射した可能性があるとみている。軍関係者は「最近の韓米合同訓練への反発かロシア輸出のためのテストの目的だった可能性がある」との見方を示した。北朝鮮が弾道ミサイルを発射するのは7月1日以来、約2か月半ぶり。 ◇高齢者世帯が38年に1千万を突破 52年には半数超 統計庁が公表した世帯数の将来推計に関する資料によると、「高齢者世帯」(世帯主が65歳以上)は2038年に1000万世帯を超え、52年には全世帯の半数を上回る見通しであることが分かった。22年の世帯総数は2166万世帯。1世帯当たりの平均人数は34年に2.0人を割り込み、52年には1.81人まで減るものとみられる。世帯総数は41年にピークに達し、その後減少する。深刻な少子化で人口減少が始まっているが、単身世帯が増えることで世帯総数もしばらくは増えることを意味する。 ◇大統領室の移転工事 警護処幹部とブローカーの癒着明らかに 監査院は、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権発足に伴う大統領執務室・公邸移転工事の過程で大統領室警護処の事業責任者とブローカーの癒着により約16億ウォン(約1億7000万円)の国庫損失が発生したという内容を柱とする監査報告書を公開した。防弾窓の設置工事事業の責任者だった警護処の幹部が親交の深いブローカーを工事の実質的事業管理者に選定し、このブローカーが契約あっせんなどの代価として15億7000万ウォンをだまし取ったとされる。 ◇NATO軍事委員長 朝鮮半島有事への介入に否定的 北大西洋条約機構(NATO)のバウアー軍事委員長はソウル市内のホテルで行われた聯合ニュースとのインタビューで、朝鮮半島有事の際のNATOの介入可能性について「(NATOの)作戦地域は基本的に北大西洋と欧州、北極、黒海、地中海などと指定されている」とし、軍事的介入は容易ではないと述べた。また、国連が任務を承認し、32の加盟国が韓国の要請を受け入れることに合意しない限り、介入には制限があるとの立場を示した。 ◇秋夕も熱帯夜の可能性 最高気温30度上回る予想 秋夕(チュソク、旧暦8月15日)の連休(9月14~18日)も、最高気温が30度を上回る暑さが続きそうだ。気象庁は、朝鮮半島の上に高気圧が張り出し、北から下りてくる冷たい空気や南からの台風を妨げる状況が連休中も続くだろうと予想した。13~19日の最低気温は19~27度、最高気温は26~34度で平年を上回る見通しだ。週末には台風13号が沖縄と上海の間の東シナ海を通過して暖かく湿った空気が流れ込み、暑さをもたらす。このため、秋夕(今年は9月17日)の夜も熱帯夜となる可能性がある。
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