森永卓郎氏 総務省にチクリ「統計局の仕事が遅くて…」「時代遅れのおっちゃんおばちゃんが…」
がんで闘病中の経済アナリストの森永卓郎氏(67)が4日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」(月~木曜前8・00)に出演。日銀のインフレ目標2パーセントについて解説する中で、総務省への不満を口にした。 【写真あり】森永卓郎氏 “余命10年”岸博幸氏「僕より余命が短い」ガン闘病の同志と奇跡の2ショット 森永氏は日銀のインフレ目標2パーセントの意味について「私は経験則だと思っていて、経済というのは消費者物価指数の上昇率が2パーセント前後のときが一番順調に回るというのが経験的に分かっている」と解釈を語った。 そして、消費者物価指数を計算する際にラスパイレス式を使うことに触れ、「これは消費構成を固定している」と指摘。物価の変化に伴い、消費者が購入しなかった場合の行動を織り込んでないとした。 また、「総務省の統計局が仕事が遅くて、新製品をなかなか算定品目に入れないんですよ」と総務省にチクリ。「一番怒ったのは、私が最初にパソコンを買ったのが1982年。消費者物価指数に採用されたのは、なんと18年後の2000年」と明かし、「18年もパソコンを認識しないっていう時代遅れのおっちゃんおばちゃんがやっているっていう」と続けた。 「そうすると、新製品ほど値段が下がっていくので、値段が下がるところが算定に入っていない」と怒りをあらわにしていた。