「私も戦いを続ける...」ハリス支持者の心を救った付箋の言葉に涙が止まらない
<選挙敗北の悲しみの中で、ハリス支持者の玄関に届いた付箋メッセージが話題となっている。「私も戦いを続ける」という力強い言葉が、TikTokで広がる感動の輪を生んでいる>
2024年米国大統領選挙の結果が判明して数日が経った今、カマラ・ハリス候補の支持者が受け取ったメモが大きな話題になっている。 【動画】「私も戦いを続ける...」ハリス支持者の心を救った付箋の言葉に涙が止まらない TikTokユーザーのレイチェル(@hairbyraynhigh)は動画を投稿し、玄関に意外な励ましのメッセージが届いていたことを明かした。大統領選挙でドナルド・トランプがハリスを破って勝利したことが判明した数時間後に、1人の男性が玄関までやって来て、メッセージの書かれた付箋を残していく様子を目にしたという。レイチェルの自宅前庭には、ハリスを支持する看板が、目立つように掲げられていた。 レイチェルは、投稿した動画のなかでこう説明している。「今日、選挙結果が判明したあとに、誰かが玄関までやって来て、オレンジ色の付箋を残していった。自分は前庭にハリス支持の看板を掲げていたので、何か嫌なことが書かれているのではないかと心配になった」 しかし、レイチェルが玄関の外に出て確認したところ、心温まる励ましのメッセージが書かれた付箋を見つけた。「私のために戦ってくれてありがとう。私も戦いを続ける」と、付箋には書いてあった。 レイチェルは、明らかに感動した様子で、動画内キャプションでこう述べている。「見知らぬ誰かさん、ありがとう。私たちもずっと戦っていく」。レイチェルはさらに、動画に次のような文章を添えた。「私の心は打ち砕かれたけれど、このメモのおかげで、ばらばらになった心をまたひとつにつなぎ合わせることができそう。誰だかわからないけれど、メッセージをありがとう」 2024年米国大統領選挙では、トランプが312人の選挙人を獲得し、大統領への復帰が決まった。この結果を受け、多くのハリス支持者が落胆している。 ハリスは11月6日(現地時間)、重苦しい雰囲気を漂わせた大勢の支持者の前で、敗北を認める演説を行なった。そして、選挙結果を受け入れるとともに、理想を目指して戦うことを「諦めない」よう、国民に呼びかけた。この敗北演説の裏側では、レイチェルが体験したような物語が生じている。そうした体験は、自らの失望に向き合う人々の回復力を象徴するものとなっている。 TikTokでは、玄関に優しいメッセージを置いていった男性が映ったこの動画が620万回以上再生され、人々から反響が寄せられた。ユーザーの@BramFam89は、コメント欄にこう書いている。「私はここユタ州で、これからの4年間も、(ハリス支持の)看板を掲げ続ける」(訳注:ユタ州は共和党の牙城とされている) 動画を見たサラ・フィリップスはこうコメントした。「昨夜は、気分を紛らわせるために、一晩中クッキーを焼いていた。そして今日は、(ハリス支持の)看板がある家に、そのクッキーを配って歩いた」 TikTokerのリズ・マンスピーカーも、レイチェルと同じようなメッセージを、近所の誰かから受け取ったという。「うちの玄関にも、同じような優しいメッセージが書かれたメモが届いていた。おかげで、自分たちは正しい問題に取り組むために戦っていることを実感できた。あなたも、戦い続けなくてはならない」とコメントしている。 ユーザーのサブリナは、こうコメントした。「(レイチェルの動画を見て)もっと泣けてきた。戦うことができない人たちのためにも、私たちは挑み続けなくてはならない」 本誌はTikTokを通じて、ユーザー@hairbyraynhighにコメントを求めている。このエピソードの詳細については、確認することができていない。
アリス・ギブス