日本代表の方が強い? いま絶不調の強豪国(6)大失態…。格下にすら勝てない。名将招聘で変わる?
日本代表は、9月に幕を開けたFIFAワールドカップ26・アジア最終予選で開幕2連勝。ワールドカップ本大会に向けて力強く前進した。だが一方で、9月の代表ウィークでは強豪と言われる国々の苦戦も目立った。今回は不調を極めている強豪国をピックアップして紹介する。※最新FIFAランキング上位30位以内の国が対象。成績は『transfermarkt』を参照
アメリカ合衆国代表 監督:マウリシオ・ポチェッティーノ 最新FIFAランキング:16位 9月成績(国際親善試合):1分1敗 最新FIFAランキング16位につけるアメリカ合衆国代表も、成績が伸び悩んでいる国の1つだ。 今年6月から7月にかけて開催されたコパ・アメリカ2024は、アメリカ合衆国にとって開催国の威信が懸かった重要な大会だった。しかし、蓋を開けてみればグループステージ開幕節でボリビア代表に勝利したものの、その後は2戦2敗。特に格下のパナマ代表(FIFAランキング:35位)に1-2で敗れたことは失態と呼べるに相応しい結果であり、結局グループステージ敗退の憂き目に遭った。 9月の国際親善試合でも、チームの低空飛行は続いている。7日に行われたホームでのカナダ代表戦を1-2で落とすと、続く10日のニュージーランド代表戦は1-1のドロー。2試合共にボールを保持するも、ゴールを生み出す具体的なアイデアを欠いた。 今月10日、アメリカサッカー連盟(USSF)から新監督の名前が正式に発表された。トッテナムやパリ・サンジェルマン、チェルシーといった強豪クラブを率いてきたマウリシオ・ポチェッティーノ監督である。同13日にイギリスメディア『BBC』が伝えたところによると、ポチェッティーノ監督は、「我々は目の前の試合だけでなく、ワールドカップ(W杯)でも勝てるという大きな可能性を信じる必要がある」と、2年後にアメリカ合衆国を含む北中米3カ国開催となる本大会に向けた意気込みを語った。 モナコのエースであるフォラリン・バログン、一時の不調を脱してミランで活躍中のクリスティアン・プリシッチなど、チームには他国にも引けを取らないタレントが数多く存在する。ポチェッティーノ監督には、自国開催のW杯までに“スター・アンド・ストライプス”(アメリカ合衆国代表の愛称)のポテンシャルを最大限引き上げる使命が課せられている。
フットボールチャンネル