ウィルシャインが3連勝で重賞初V、本田正騎手「自信を持って乗りました」/ローレル賞
<ローレル賞>◇12日=川崎◇S2◇ダート1600メートル◇2歳牝◇出走14頭◇1着賞金1200万円◇1~3着馬に東京2歳優駿牝馬の優先出走権 5番人気のウィルシャインが直線の争いから抜け出し、無傷3連勝で重賞初制覇を果たした。時計は1分45秒1(稍重)。本田正重騎手(36)、佐藤裕太師(49)ともローレル賞は初制覇となった。 「1歩目がちょっともっさり出るので」と鞍上。それで後方寄りの位置になったが、「競馬が上手なので自信を持って乗りました」。ごちゃつく展開の中で外々を進出。各馬が横に大きく広がった直線、右ステッキに応えて抜け出すと、最後はオリコウデレガンスの追い上げも封じきった。「直線でかわされそうになってからも頑張ってくれて、馬の底力だと思います」と鞍上。デビュー前から重賞を意識していたパートナーを見事に導いた。佐藤裕師は「まだ体がきゃしゃでセーブした調教。ここまでのパフォーマンスは想像以上ですね」と驚きも交じった表情。次走に見据える12月31日大井の東京2歳優駿牝馬(S1、1600メートル)でも、その名の通り輝きを放つ。【渡辺嘉朗】 ◆ウィルシャイン ▽父 ジャスタウェイ▽母 ストロボフラッシュ(スペイツタウン)▽牝2▽馬主 前田良平▽調教師 佐藤裕太(船橋)▽生産者 社台ファーム(北海道千歳市)▽戦績 3戦3勝▽総獲得賞金 1870万円▽馬名の由来 冠名+輝き <オリコウデレガンス=2着>今野騎手 スタートしてからわだちか何かを見てバカついた。根性がいい馬でレースが上手。相手が強くなってもまだやれそうな感じはあります。 <プラウドフレール=3着>御神本騎手 前回は休み明けの分、あれだけ負けたけど、本来はこういう競馬もできると聞いていた。まだ成長の余地はある。距離は千六がギリかな。 <ランベリー=4着>和田騎手 出たなりに行って、もまれながらでもいい脚で伸びてきた。左回りも問題ない。距離はマイルまでがいいかな。 <ドナギニー=5着>鷹見騎手 もうちょっとスムーズな競馬をしたかった。もまれて次につながる競馬にはなったと思う。距離は大丈夫ですね。 <リオンダリーナ=12着>吉原騎手 自分の形のレースはしたけど、それで踏ん張れなかったので…。