竹中直人「全ての表情が深く目に焼き付いています」 中山美穂さんを悼む 映画『東京日和』で共演
俳優の竹中直人さん(68)が、中山美穂さんの訃報を受け、悲痛な胸の内を明かしました。 竹中さんは「信じようとしても信じられない現実に息が止まってしまいそうです」とコメント。 竹中さんと中山さんは、夫婦の純愛をテーマにした映画『東京日和』で共演。映画は竹中さんが監督を務めました。当時を振り返り「中山美穂さんはぼくの監督した映画【東京日和】(97)に主演して頂きました。その時の美穂さんの全ての表情が深く目に焼き付いています」と明かしました。 そして「あるシーンでぼくは中山さんに、“美穂ちゃん、ここで泣いてくれるかな…”と言いました。すると中山さんは、“そう言われたら泣けなくなる…”と…。ぼくは自分の演出の愚かさに深く落ちこみました。福岡柳川にて最後の撮影を終えた夜。美穂さん交えてスタッフみんなでお酒を飲みました。これで撮影が終わっちゃうんだな…と夜の柳川をぼくがひとりで歩いていると、後ろから足音が聞こえてきた。その音に振り向くと、そこに中山美穂さんが立っていました。その佇まいのあまりの美しさに息が止まってしまった…。本当に素晴らしい映画女優でした…。」と回顧した竹中さん。 「過去の言葉で言ってしまう事があまりにも苦しく、せつないです」と中山さんを悼みました。