佐賀県で激しい雨 土砂災害、浸水、突風など警戒を 松浦鉄道は運転見合わせ
東シナ海にある低気圧から前線が九州付近にのびており、暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が非常に不安定となっている。佐賀県では2日朝まで局地的に雷を伴った激しい雨が降るおそれがある。大雨の影響で、松浦鉄道は2日始発からの運転を見合わせている。 1日午前6時から2日午前5時までの雨量は伊万里224.0ミリ▷唐津204.5ミリ▷佐賀市北山158.0ミリ▷佐賀市駅前中央113.5ミリ▷嬉野102.0ミリ。2日に予想される1時間降水量は、南部、北部ともに多い所で40ミリ。2日6時から3日6時までに予想される24時間降水量は、南部、北部ともに多い所で80ミリとなっている。 風については、唐津地区の沿岸の海域で最大風速20メートル(最大瞬間風速30メートル)、陸上で最大風速13メートル(最大瞬間風速25メートル)が予想されている。唐津地区の沿岸の海域では、2日昼過ぎまで非常に強い風が吹くと予想されている。 気象庁によると、佐賀県では2日昼過ぎまで土砂災害に厳重な警戒が必要で、2日朝まで低い土地の浸水、河川の増水や氾濫にも警戒が必要となっている。これまでの大雨で地盤が緩んでいる所や河川が増水している所があり、土砂災害や浸水害、洪水災害の危険度が高まっているほか、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意を呼びかけている。 気象庁は、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、暴風に警戒するよう呼びかけている。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要である。発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めるよう呼びかけている。 ※気象庁HP引用