【週末J1まとめ】広島が苦しみながらも磐田に勝利して首位を堅持。神戸は京都との打ち合いを制して勝ち点差キープ|Jリーグ
【国内サッカー ニュース】明治安田J1リーグは10月4日から10月6日にかけて第33節が開催。上位2チームが勝利して抜け出した中、残留争いでは湘南ベルマーレが連勝で大きな勝ち点3を手にした。
今節は上位2チームがしっかりと勝ち点3を積み上げた。 首位のサンフレッチェ広島は、AFCチャンピオンズリーグ2から中2日の過密日程の中でジュビロ磐田と敵地で対戦。試合は立ち上がりからペースを握る中、41分に試合を動かす。CKから相手クリアボールに佐々木翔が足を伸ばして反応。それがゴールネットを揺らし、先手を取ることに成功した。 ただ、磐田も後半に入って反撃。52分、ショートコーナーから中村駿がクロスを中央へ上げると、リカルド・グラッサの折り返しを最後は松原后が触ってゴールイン。試合を振り出しに戻した。 それでも、優勝に向けて負けられない広島の意地が勝る。78分、松本泰志のクロスに加藤陸次樹が頭で合わせて勝ち越しに成功。このリードを守り切った広島がリーグ3連勝で首位を堅持した。 一方、2位につけるヴィッセル神戸は、敵地で京都サンガF.C.との”関西ダービー”に挑んだ。試合は立ち上がりの17分に大迫勇也のゴールで先制し、前半終了間際には佐々木大樹が追加点を奪取。前半のうちに2点のリードを奪ったことで試合を優位に進めていた。 だが、後半に京都の反撃を受ける。47分、高い位置でボールを奪われたところから最後はラファエル・エリアスにゴールを奪われて失点。59分にはクリアボールが小さくなったところをマルコ・トゥーリオに豪快なシュートを決められて試合を振り出しに戻されてしまった。 ただ、神戸もこのままでは終われなかった。83分、左CKをファーサイドで競り勝った佐々木が中央へ折り返すと、走り込んだ鍬先祐弥がシュート。このこぼれ球を拾ったジェアン・パトリッキが右足で蹴り込み、大きな勝ち越し点を奪った。このまま試合を終え、神戸は6連勝で広島との勝ち点差をキープした。 残留争いでは湘南ベルマーレが大きな勝ち点3をゲットした。試合前の時点で残留圏ギリギリの16位だった湘南は、立ち上がりからペースを掌握。32分は小野瀬康介が最終ラインの裏に動き出し、そこから最後は鈴木雄斗が決めて大事な先制点を奪った。 後半、得点を奪いに行きたい東京Vは、前線に重心を傾けていく。それでも、51分だった。湘南のカウンターが発動すると、福田翔生が推進力のあるドリブルでゴールに迫り鈴木章斗へラストパス。相手にディフレクトしながらもゴールに流し込み、鈴木章の3試合連続ゴールで東京Vを突き放した。終盤は手堅い守備で対抗。連勝を飾り、15位に順位を上げている。 そのほか、上位2チームを追うFC町田ゼルビアはホームで川崎フロンターレに4失点を喫して完敗。ガンバ大阪は宇佐美貴史が後半アディショナルタイムに2つのゴールを奪い、北海道コンサドーレ札幌を相手に逆転勝利を飾っている。 ■J1リーグ第33節 結果 福岡 1-0 名古屋 新潟 0-4 鹿島 FC東京 1-1 鳥栖 町田 1-4 川崎 浦和 0-1 C大阪 柏 1-0 横浜FM G大阪 2-1 札幌 京都 2-3 神戸 東京V 0-2 湘南 磐田 1-2 広島