利用者の少ないバス路線でタクシーを活用する「バタクス」 高松市で2025年1月から本格運行
KSB瀬戸内海放送
高松市は、利用者の少ないバス路線でタクシーを活用する「バタクス」について一部の運行を2025年1月から本格的に始めます。
高松市は、1便当たりの利用者が1人を下回る仏生山川島線で、タクシーを導入する「バタクス」の実証事業を2022年1月から行っています。 実証事業は、予約を受けてバス路線周辺のエリアを運行する「区域運行」と、時刻表に従いバス路線を走る「定時運行」を時間を分けて併用しています。 市は、実証実験の結果、「区域運行」について、多肥・仏生山の一部エリアを拡大し、2025年1月14日から、本格的に運行を始めることとしました。 (高松市/大西秀人 市長) 「乗客数自体はそれほど多くないものの、人口急増している多肥地域、仏生山の区域に入っていなかったところまで広げることによって利用客も見込めるだろう」 大西市長は、「交通弱者に対して需要に応じた供給を最低限行える公共交通が必要だ」とし、「この地域でうまくいけば、他の交通空白地帯にも横展開したい」と話しました。 なお、「定時運行」については2025年7月まで実証事業を延長するということです。
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