【大学野球】4試合連続で欠場の明大・宗山塁に田中武宏監督「将来のある選手」…今秋ドラフト1位候補
◆東京六大学春季リーグ戦第6週第1日▽明大5―0慶大(18日・神宮) 明大が先勝した。1点リードの7回2死一塁、途中出場の吉田匠吾内野手(3年=浦和学院)がリーグ戦初本塁打となる右越え2ランを放つ活躍を見せた。投げては4投手が慶大打線を4安打に抑え、完封リレーを展開した。 * * * 今秋ドラフト1位候補で、主将を務める宗山塁遊撃手(4年=広陵)は「上半身のコンディション不良」を理由に、4試合連続で欠場となった。いずれもベンチ入りはしており、この日の試合中も大きな声でナインを鼓舞した。 試合後の田中武宏監督(63)は宗山の現状について問われると「将来のある選手なので。本人はやりたい気持ちが強いと思いますけど」と主将を思いやり、無理はさせない方針を示した。 攻守の軸を欠いた4試合、チームは3勝1敗と健闘している。指揮官は「光弘にしても宮田にしても、本当にイキイキと神宮でやってくれている。それは収穫」と代役の奮闘をたたえた。 宗山は2月末のオープン戦で死球を受け、右肩甲骨を骨折。全治3か月の診断だった。だが、今春リーグ戦初戦の4月20日・東大戦にスタメン出場し、その後も「3番・遊撃」で先発メンバーに名を連ねていた。今季ここまで5試合に出場し、打率1割7分4厘と本来の力が発揮できていなかった。
報知新聞社