【山形】犯人逮捕のカギとなる「似顔絵」の技術を学ぶ講習会
YTS山形テレビ
事件捜査において犯人逮捕のカギの1つとなる「似顔絵」の技術を学ぶ講習会が開かれました。 主に詐欺事件や窃盗事件の際に行われるという似顔絵捜査。 目撃者や被害者を誘導せずに犯人の特徴を聞き出すことが重要です。 講習会には似顔絵捜査官を目指す20人の若手警察官が参加し講義を受けたあと、2人一組でお互いの顔を見ながら描いていく「実践」に移ります。 私も題材にしてもらいました。 参加者のまなざしは真剣そのもの。そしておよそ30分後。 【斉藤似顔絵ノイズ】 「書き終わったということで見せてもらいましょう。くせ毛の感じとか顔の濃さとか特徴捉えている」 続いては目撃者役と捜査官役に分かれた、応用編。 20秒ほどで覚えた顔の特徴の聞き取りを行い似顔絵捜査を行います。 「クマとかありました?クマはないが彫りが深くて頬がこけていた」 参加者たちは目撃者から情報を聞き取って描いた似顔絵をもとに次々と犯人を当てていきました。 【酒田警察署 地域課 矢口奈都子巡査】 「どうやったら似てくるんだろうと何回も消していたので難しかった」 【村山警察署生活安全課 小池由里子巡査長】 「基本現場ではその人が頭に浮かべているものをこちらが表現できるかというところがポイントになってくる。自分の絵心もだが相手とのコミュニケーションも大事になってくる」 県警によりますと今年県内で行われた似顔絵捜査は先月末時点で57件でそのうち4件が事件解決につながったということです。