【速報】千葉市長選 神谷氏、再選出馬を表明 「山積課題に全力尽くす」 来年3月投開票
千葉市の神谷俊一市長(51)=1期=は4日、開会中の市議会定例会の代表質問に「今後も引き続き市政の重責を担わせていただき、山積する課題に真摯(しんし)に向き合い全力を尽くす覚悟」と答弁し、来年3月2日告示、16日投開票の同市長選への再選出馬を表明した。散会後、報道陣に対し「(選挙戦は)無所属で臨む」と述べた。同市長選への出馬表明は初めて。 自民党と立憲民主・無所属の市議の質問に答え、就任後の市政運営について「一定の成果を上げることができた」と総括。一方、老朽化した公共施設の更新や公共交通ネットワークの維持確保など課題が残されているとして、「この4年間の取り組みを基礎に、さらなる深化を図る」と答弁した。
2026年に迎える千葉開府900年の節目に触れ、「歴史を受け継ぎ、市民と地域とともに千葉市の未来を築くため、ひたむきに取り組んでまいる決意」と意欲を見せた。 報道陣の取材に対し「4年間で行えることには限りもあり、まだまだやらなければいけないことがある。継続的に私が市政を担うことが市民に対する責任として最善と考えた」「代表質問に答える形で市長選に再選を目指して立候補する決意と覚悟を述べた」と説明。無所属で立候補する方針で、自民、立憲民主・無所属、公明の市議会主流3会派などに支援を求める。 既にマニフェスト(公約集)の冊子を作成し、後援会などが一部の支持者らに配布している。5日に記者会見を開いて具体的な政策を発表する。 神谷氏は愛知県出身。旧自治省に入省し、出向先の千葉市で副市長などを約5年間務めた後、総務省を退職した。東大卒。 前回選挙は最大会派自民の過半数が神谷氏を支持。立憲民主党系の未来立憲民主ちば=当時、公明の市議団のほか、市民ネット=当時=も支持して初当選した。