ミッツ・マングローブ、一目惚れした美少年を追いかけて─ドイツ旅の思い出を明かす
ウィンブルドンといえばイチゴのイメージ?
スポーツが盛んなイギリスで学生時代を過ごしたミッツは、ウィンブルドンでのテニス観戦にハマっていたという。 ミッツ:1987年というとイワン・レンドルやボリス・ベッカー、女子はマルチナ・ナブラチロワがまだ勝っていたのかな? でも、ドイツのシュテフィ・グラフが出てきて女王が交代する時代でした。(ウィンブルドン)のセンターコートはさすがに事前予約をして抽選を受けないと見られないんですけど、第1コートまでは出入り自由なんですよ。なので、私たちが学校に行っているあいだ、母親がチケットを買って試合を見るんです。自分たちが学校を終えるとウィンブルドンのゲートの前で母親と待ち合わせをして、その券をもらって夕方の試合を見ていました。 葉加瀬:なるほどね。 ミッツ:それこそ、伊達公子さんがデビューした1989年の試合も見ていますし、あれは贅沢でしたね。あの時間、あの季節って22時ぐらいまで明るいじゃないですか。試合もサドンデスで21時過ぎぐらいまでやっていますし、電車で2駅ぐらいだったので、終わったらパッと帰っていました。 葉加瀬:いい季節にウィンブルドンがあるよね。みんなで飲み物を飲んでイチゴを食べて。 ミッツ:イチゴを食べる文化ってまだあるんですか? 葉加瀬:ずっとやっているよ(笑)。 ミッツ:ウィンブルドンってイチゴのイメージが強すぎて、イチゴって6月の果物だと思っていたんですよ。日本って3月ぐらいにイチゴフェアをやりますよね。 葉加瀬:ピクニックの感覚でウィンブルドンを見に行くところがあるよね。 ミッツ:今はライブビューイングもすごいですよね。 葉加瀬:ミッツもテニスはわりと真剣にやっていた? ミッツ:いやいや(笑)。でもスポーツで唯一やったのは水泳とテニスぐらいかな。ただ、脳内妄想テニスは散々やったので、日本人女子プロテニスプレイヤーとして、私はウィンブルドンで3回勝っているんですよ。 葉加瀬:妄想でね(笑)。