煙草を「のむ」ってわかりますか?古い注意書から気付かされた日本語の変化
煙草を「のむ」という言葉の用法がSNS上で大きな注目を集めている。 きっかけになったのは「たばこ飲む??」と壁に貼られた注意書を紹介した大上雅史さん(@tonets)の投稿。 【写真】レトロ感漂う「たばこのむな」の注意書 ややレトロなフォントで書かれた「たばこのむな」の文字。昔の小説や映画に触れたことのある人ならおわかりだと思うが、昭和時代までは煙草を「喫(の)む」という言葉はごく一般的に使われていたのだ。 SNSユーザー達から 「戦前の小説なんかを読むとよく出てくる表現ですよね。喫む、と書いたような。僕は好きです。」 「1996年4月単行本発売のドラえもん45巻でも使われている表現ですね( ・ω・)」 「この表現に違和感がないというのは、ジジイということかな。。。」 など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。大上さんに話を聞いた。 --この注意書はどちらでご覧になったものでしょうか? 大上:門司港の旧税関の上屋です。「のむ」という言葉自体初耳だったのですが「喫む」ということなのだと聞いて納得しました。 --今回の反響へのご感想を。 大上:IMEの変換にも出てこないですし、常用漢字としては使われていないのに、認知度に驚いています。私が物心ついたときに祖父母がいなかったからかもしれません。 ◇ ◇ 「言葉は生き物」というが、実際日本語は時代によってどんどん変化しつつある。今普通に使っている言葉でも数十年後の若者には通じないなんてことは多々あるだろう。 (よろず~ニュース特約・中将タカノリ)
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