カミラ王妃、エリザベス女王をお手本に 新たにリアルファーは購入しないことを表明
エシカルな観点からリアルファーを使わない姿勢を表明するブランドが増えているファッション界。カミラ王妃もリアルファーのアイテムを新たに購入しないことを表明した。バッキンガム宮殿が動物の権利を保護する団体、PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)のイギリス支部に認めている。新聞「ニューヨークポスト」が伝えている。 【写真】舌出しに爪噛みも! カミラ王妃の仰天顔アルバム
PETAは王妃の決断についてコメントを発表。「世論調査ではイギリス国民の95%が動物の毛皮の着用を拒否している。PETAは彼らと共に立ち上がり、本物の王妃となったカミラ王妃に乾杯する」とコメント、毛皮をやめてこそ真の王妃だと称賛している。王妃がすでに持っているリアルファーアイテムを今後着用するかどうかについては触れていない。
これまでストールなどファーの小物を愛用してきた王妃。特に帽子が大好きで、たびたび着用しては批判を浴びてきた。
2010年のクリスマス礼拝には、ボリューミーなヴィンテージのリアルファーの帽子を被って登場。猛バッシングされただけでなく「バッキンガム宮殿の近衛兵?」とからかわれていた。ちなみにバッキンガム宮殿の近衛兵たちが被っている、あの巨大な帽子はすでに熊の毛皮からフェイクファーに切り替えられている。
エリザベス女王も2019年にリアルファーに対する姿勢を表明。儀式のときに着用するリアルファーの縁取りのあるマントなどを除き、今後は毛皮のアイテムを買わないと宣言した。女王の場合は以前買ったリアルファーのアイテムの使用も控えていたよう。
長年女王の衣装係を務めていたアンジェラ・ケリーは回顧録で「女王が特に寒い天候の中で公務を行う場合、2019年以降はフェイクファーを使用して暖かくお過ごしいただけるように」していたと明かしている。ちなみに王妃は今年3月、デザインはこれまでのものに似ているが素材をフェイクファーに変えた帽子を新調している(写真)。今後あのボリューミーな帽子を被った王妃は見られなくなりそう。