群馬労務局 過労死ゼロ目指し防止対策考えるシンポジウム 群馬・高崎市
過労死ゼロを目指し現状や課題、防止対策について考えるシンポジウムが12日、群馬県高崎市で開かれました。 このシンポジウムは社会問題とされる過労死を防止しようと群馬労働局が「過労死等防止啓発月間」の11月に合わせて毎年開いているものです。 シンポジウムではメンタルヘルスの専門家をはじめ過労死の防止に取り組む県内企業や過労死の遺族らが登壇しました。 メンタルヘルスの専門家には静岡社会健康医学大学院大学の天笠崇准教授が招かれ講演しました。 天笠准教授は、精神疾患の労災認定が増加している現状を話し、特に長時間過重労働とハラスメントを課題にあげました。 その上で、職場の安全衛生管理体制の徹底や長時間労働者に対する面接指導、ストレスチェックなどの実施により職場環境を改善することの重要性を強調していました。 会場を訪れた約100人は熱心に耳を傾け過労死の防止対策について考えていました。