【2025年期待の一頭】出資馬カラマティアノスで描くクラシック レイデオロ産駒でも走るワケ/虎石晃
虎石晃【カラマティアノス(牡3・奥村武)】
サンデーサラブレッドクラブの出資では、ステルヴィオ、ジオグリフに続くGⅠゲットを狙っているのがこの馬。木村厩舎とは違って厩舎実績がひと息なのが気掛かりだが、ステルヴィオを出資したときの木村厩舎はまだGⅠ未勝利だった。よって、奥村武厩舎もカラマティアノスを出世させて、トップステーブルに駆け上がっていくと思われる。 私情も絡んでの推奨、期待の一頭ではあるが、調教師にも何度も言っておいたのが「種牡馬としてイマイチのレイデオロ産駒とて、カラマだけは例外的に走りますよ」。そう、例外的に配合レベルが高いのだ。一言でいえば、レイデオロには母の父ハーツクライが合う。もちろん、適性は中距離。そう、マイルのこうやまき賞は諸般の理由があっての参戦(本当は葉牡丹賞を使いたかった)。明らかに忙しい距離でもきっちりと勝てたのは能力の高さ。2月の共同通信杯、もしくはきさらぎ賞から皐月賞取りを目指す算段である。
虎石 晃