審査員を前に自社製品の特徴をアピールする今帰仁村商工会特産品コンテストの参加者たち＝１３日、同商工会館

　【今帰仁】今帰仁村商工会（〓田勝会長）は13日、村内事業者を対象に初の特産品コンテストを開き、加工食品部門で共栄社（同村謝名）の「今帰仁黒糖ソフトタイプ」が最優秀賞に選ばれた。 【写真】今帰仁村産スイカをカットして食べやすくした商品 　村内にはスイカやマンゴーなどの特産品があるが、農畜産物が中心でこれらを加工した物や食品以外の特産品が少ないのが弱点だった。そのため付加価値の高い加工食品などの開発を促し、村の産業振興につなげようとコンテストが企画された。 　加工食品と非食品の2部門に計7アイテムがエントリー。村商工会館ホールで開かれた審査会では〓田会長ら5人の審査員が商品を実際に手に取ったり試食したりしながら、デザインやネーミングの独創性や消費者の心に響くストーリー性があるかといった観点から評価していった。 　最優秀賞の他、古宇利島の駅ソラハシのジンジャーエール「ナキジンジャー」が優秀賞に、クッキングクルー薬膳研究所の「ポカポカ巡る黒糖コチュジヤン」が審査員特別賞となった。非食品部門での入賞はなかった。 　同商工会の島袋禎好事務局長は「今回は初の試みで既存商品が主だったが、今後も続けて新商品開発意欲を高めたい」と話した。（北部報道部・前田高敬） ※（注=〓は高の旧字体）