岡崎警察署の留置場で勾留中の男性が死亡 男性の遺族が愛知県に8000万円余りの損害賠償を求め提訴
中京テレビNEWS
おととし12月、愛知県の岡崎警察署で勾留中の男性が死亡した事件で、男性の遺族が県に8000万円余りの損害賠償を求め、提訴しました。 この事件は、おととし12月、岡崎警察署の留置場で、当時43歳の男性が体を拘束されたまま息をしていない状態で見つかり、その後、搬送先の病院で死亡したものです。 男性の遺族は、署員らが飲食させる義務に違反したほか、ベルト手錠などを使い140時間以上にわたって違法に拘束したうえ、複数回暴行を加えたなどとして、県に対し、8000万円余りの損害賠償を求める訴えを起こしました。 「警察の留置施設で何が起きているのか、外からしっかり監視できる仕組みをつくって欲しい」などとコメントしています。 愛知県警は、「訴状が届いていませんのでコメントは控えさせていただきます」としています。 この事件をめぐっては、去年12月、署員ら9人が書類送検され、このうち1人が業務上過失致死の罪で略式起訴され、8人が不起訴となっています。