能登へ復興願う音色 金沢ジャズストリート開幕
●支援ステージなど172公演 ●まちかどライブ、特産ブースも人気 金沢ジャズストリート2024(同実行委員会主催、北國新聞社共催)は14日、金沢市中心部で3日間の日程で開幕し、初日は7会場で「まちかどジャズライブ」が繰り広げられた。今年は能登半島地震の被災地を応援する特別ステージが設けられ、全国各地のプロやアマチュアバンドが復興支援の思いや願いを込めた軽快な音色を響かせた。 市役所庁舎前広場で行われた能登復興支援特別ステージは、都内を中心に活動する「Challenge2Plus」がトップバッターを務め、「RecordaMe」など4曲で会場を盛り上げた。能登産のカキのシチューやワイン、輪島塗の箸などを販売するブースも人気を集めた。3日間で計24公演を予定する。 「まちかどジャズライブ」は、片町きらら広場や尾山神社境内、近江町いちば館広場などで行われ、市民や観光客が足を止めて聴き入った。 いしかわ四高記念公園でオープニングセレモニーが行われ、金沢ジュニア・ジャズ・オーケストラ「JAZZ―21」が、ジャズストリートに出演予定のピアニスト守屋純子さん作曲の「Maple」など2曲を披露。JAZZ―21の演奏に観客が飛び入り参加できる「金沢スウィングカーニバル」では、村山卓市長もフルートとピッコロの演奏で加わった。 ジャズストリートは3日間で150団体が172公演に出演する。北國新聞赤羽ホールで15、16日にプロアーティストによるコンサート、県文教会館で16日、県内外の小中高生による「ジュニア・ジャズ・フェスティバル」が繰り広げられる。