オシムヘンのガラタサライ加入が決定的に! 買取OPなしのレンタル移籍へ…契約解除金は減額か
ガラタサライは2日、ナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンの獲得に向けてナポリとの正式な交渉を行なっていることを発表した。 チェルシーやパリ・サンジェルマン(PSG)など、今夏に複数のメガクラブから関心が寄せられたオシムヘン。しかし、ナポリの要求額や選手側の年俸要求をめぐって交渉は難航し、いずれのクラブとも合意に達することなく欧州5大リーグの移籍市場は閉幕した。また、サウジアラビアのアル・アハリは年俸4000万ユーロ(約65億円)の4年契約、移籍金8000万ユーロ(約130億円)という好条件を提示したものの、交渉は破談に終わっている。 そんなオシムヘンだが、依然として移籍市場が開いているトルコに新天地を求める可能性が高まっているようだ。スュペル・リグ(国内リーグ)で過去23度の優勝を誇る名門ガラタサライは現地時間2日、オシムヘンのレンタル移籍に関して、ナポリおよび選手側との正式な交渉を開始したことを公表。複数の報道によると、同選手はすでにイスタンブール行きの飛行機に搭乗しているという。 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、レンタル期間は2024-25シーズン終了までとなり、買い取りオプションや買い取り義務は付随しないとのこと。また、900万ユーロ(約15億円)から1000万ユーロ(約16億円)の給与はガラタサライが負担する見込みだ。なお、レンタル移籍に際し、ナポリは新たに同選手の契約解除金を7500万ユーロ(約122億円)に設定した模様。さらに、同選手の現行契約は2026年6月末までとなっているが、期間を2027年6月末まで延長するオプションを手にしたようだ。 現在25歳のオシムヘンはヴォルフスブルクやシャルルロワ、リールを経て、2020年夏にナポリへ完全移籍で加入した。初年度からセンターフォワード(CF)の主軸として活躍し、ここまで公式戦通算133試合の出場で76ゴール18アシストをマーク。2022-23シーズンにはセリエAで26ゴールを挙げて得点王に輝き、33年ぶり3度目のスクデット獲得に大きく貢献した。
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