腕時計でNGなものは?【服装・身だしなみ】ビジネスで損する人のNGマナー
社会人としての「身だしなみ」には、仕事に取り組む姿勢や品格の表現が求められ、ビジネスマナーの基本ともいえます。「人は見た目が9割」と言われるほど、第一印象に身だしなみが大きく関わることが多いものです。そこで今回は、身だしなみの大切さやチェックポイントについて、秘書歴約15年でマナーに詳しい、能美黎子さんが説明します。 【画像】腕時計はどんなものを選ぶべき?【服装・身だしなみ】ビジネスで損する人のNGマナー まとめはコチラ
大人の身だしなみ
【元社長秘書のマナー講座】vol. 30 社会人が働くうえで必要不可欠な礼儀作法であるビジネスマナー。そのなかでも身だしなみは、仕事に取り組む姿勢や品格を表現することのできるビジネススキルの一つとも言えます。一緒に仕事をする相手に好印象を与えることができますし、第一印象を大きく左右すると言っても過言ではありません。服装は、各企業の社内規定により業種・業態、部署、社風によって大きく異なりますが、心得ておくべき基本は同じです。 今回は、大人のマナーとして最低限必要な身だしなみについて、身だしなみが大切な理由や基本マナー、そして外出する前に確認してほしいポイントについて紹介します。新社会人になる方はもちろんですが、今一度ご自身が身だしなみを整えられているかチェックしてみてくださいね。
第一印象を左右する身だしなみ
身だしなみの大切さ 「人は見た目が9割」という言葉を耳にしたことがありませんか。特に、初対面の人やよく知らない人は、身だしなみや態度など「見た目」である外的要因から、いろいろな判断をすることが多いです。外見だけで判断するなんて…と思うかたもいるかもしれませんが、人は外見をひとつの手かがりとして、相手との接し方を本能的に探ります。もちろん、大切なのは中身ですが、身だしなみがいつもだらしなく、相手に不快感を与えているようでは、社会人として仕事に携わる自覚が欠如していると判断されても仕方ありませんよね。身だしなみはその人を映す鏡と心得ておきましょう。 特に注意してほしい「臭い」 服装や持ち物、髪型には注意を払っているのに「臭い」について見落としているかたは要注意です。目に見えるものではないので、つい忘れてしまうかもしれませんが、汗の臭いや足の臭い、口臭や二日酔いによるお酒の臭い、腋臭症などの疾患による体臭や加齢臭など、さまざまな臭いがあります。注意してほしいのは、「臭い」については自分で気がつかない場合が多いということです。「こればかりは体質だから仕方がない」などと思っているかたもいらっしゃるかもしれませんが、周りに不快感を与えないように努力をすることが最低限のマナーです。 腕時計の必要性 近年は、スマホで手軽に時間をチェックできるため、腕時計の必要性についてマナーとしてどうなのかと聞かれることが多くなりました。社会人にとってタイムマネジメントは仕事の管理能力のひとつで、時間を守ることは信用にも大きく影響します。また、ビジネスシーンで腕時計をつけていないと「時間にルーズ」な印象を与えてしまう可能性もあるため、基本的にはつけることをおすすめしています。コミュニケーションツールとして活用できるアイテムでもあるため、ここでは腕時計を選ぶ際のポイントを3つご紹介します。 1. アナログタイプを選ぶ 2. 華美なデザインは避ける 3. 袖口に収まるサイズを選ぶ ビジネス用の腕時計を選ぶ際のポイントは、ひと目で時間を把握できるような見やすさを重視しましょう。華美な装飾のある腕時計や、カジュアルになりやすいデジタル文字盤はなるべく避け、シンプルな三針タイプがおすすめです。また、ケースが大きすぎる腕時計は、手を下げたときにスーツの袖口に収まらないためサイズ感にも気をつけましょう。 業種や職種、年齢などによって選ぶべき腕時計は変わるものなので、迷ったときは周囲の人がつけている腕時計を確認したり、相談したりすると安心です。