オランダのレジェンド、ニースケンスが73歳で死去…クライフとともに2度のW杯準優勝を経験
元オランダ代表MFヨハン・ニースケンスが逝去した。享年73歳だった。 オランダサッカー界のレジェンドとして知られるニースケンス。ヨハン・クライフとともに1970年代のオランダ代表を支え、「トータルフットボール」の中心選手として活躍。2度のワールドカップ準優勝を経験した。 ニースケンスは、ワールドカップでの12試合を含む、オランダ代表として合計49試合に出場し、17ゴールを記録。クラブレベルでは、70年代初頭に圧倒的な強さを誇ったアヤックスの一員として、チャンピオンズリーグの前身であるヨーロッパカップを3度制覇し、その後バルセロナ、ニューヨーク・コスモスなどでプレーしている。 現役引退後、ニースケンスはオランダとオーストラリアのアシスタントコーチを務めた。 オランダサッカー協会(KNVB)によると、ニースケンス氏は前日、同協会が主催したコーチング・プロジェクトに参加していたアルジェリアで亡くなった。死因は発表されていない。 KNVBはウェブサイト上の声明で、「この喪失感の大きさと突然のことに言葉では言い表せない。私たちの思いは、彼の妻マーリス、彼の子供たち、家族、友人たちとともにある。世界は、才能あるスポーツマンに別れを告げるだけでなく、何よりも、思いやりがあり、意欲的で、素晴らしい人間に別れを告げる」と述べている。 アヤックスは公式『X』で「ヨハン・ニースケンス氏の訃報に接し、深い悲しみを覚えます。彼のご家族のご冥福を心よりお祈り申し上げます。アヤックスの伝説よ、安らかに眠れ」とコメントした。