ツアー10勝目を挙げた小祝さくらが使用していた14本は？（撮影：福田文平、米山聡明）

＜ヤマハレディースオープン葛城　最終日◇31日◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース（静岡県）◇6455ヤード・パー72＞ ノリノリできつねダンスを踊る小祝さくら【写真】 首位と5打差から出た小祝さくらが6バーディ・1ボギーの「67」をマーク。トータル10アンダーで逆転し今季初優勝、大台の通算10勝目を果たした。二桁勝利について「みんな強い子が多かったので自分はプロテストも受かる気があまりしなくて、よくここまで来れたなと思います」と、プロ入り前の気持ちを振り返る。 今季はコーチを付けない初のシーズンだが、「今まで教わってきたことを自分で考えながらやっています。ここまでゴルフをやって来て、自分だったらこう直すとかが分かってきたので、修正しながら今はやっています」。今季ここまでトータルドライブは6位、ボールストライクは1位と絶好調に見えるが「課題もある」と話す。 「今年ショットがすごく安定しているのですが、細かい所だったり欲が出たりするので、アイアンもドライバーも修正点があると思います。今週は100ヤード以内が上手く行かなくて改善点です。課題がない時ってなくて、ずっと1年間こうしたいな、とその繰り返しで毎日やっています」 今週はパターの握り方にひらめきを得て変更した。「昨日はちょっと良くなくて。3パットもありました。今日は改善してプレーできました」と話すものの、今季ここまでパーオンホールの平均パット数「1.7343」は3位、平均バーディ数も「4.5806」で1位だ。 使用ギアも今季はアイアンのシャフトを変更。「ダイナミックゴールドからNSシャフト（プロトタイプ）に替えたのですけど、ちょっとしっかり目のシャフトになって、しなりとかも少なくなりました。パワーも落ちずに振れている感じもあるのが替えようと思ったきっかけ」。今季のパーオン率も「74.1935％」で4位となっている。 【小祝さくらの優勝ギア】 1W：スリクソンZX7 Mk II（9.5°テンセイプロホワイト１K 50S 45㌅） 3W：スリクソンZX Mk II（15°テンセイプロホワイト１K 50S 42.5㌅） 3,4U：スリクソンZH85（19、22°ディアマナサンプHY90S） 5I～PW：スリクソン ZX Mk II（N.S.PROプロトタイプ S） 48,50,58°：クリーブランドRTX3（N.S.PRO MODUS³ 105WEDGE） PT：オデッセイTRI-BEAM ＃7 CS BALL：スリクソン Z-STAR XV