富山県の南砺市園芸植物園、花びら特徴のスプレーギク3新品種発表
富山県の南砺市園芸植物園(柴田屋・福野、大西毅彦園長)は14日、同園で開発するスプレーギクの新品種「南砺ピーチクイーン」「南砺フレッシュレモン」「南砺サンレッド」を発表した。24日まで同園で展示する。来年1月から予約を受け付け、同年5月から販売する。 今月11日に開いた審査会で選んだ。例年は1~2品種が選ばれることが多いが、2年連続で3品種が選ばれた。交配技術の向上や猛暑の影響が考えられるという。 南砺ピーチクイーンは筒状の珍しい形の花びらが特徴。先端はスプーンのような形になっており、桃色の花が咲く。 南砺フレッシュレモンは、爽やかな明るい薄黄色の花が咲く。花数が多くボリュームがあり、コンテスト向けの品種となっている。 南砺サンレッドは2016年以来の赤色系統。明るい太陽のような美しい花弁が目を引く。草丈が低く、フラワーアレンジメントに適している。 同園が開発・商品化したスプレーギクは計82品種となった。市場には26品種が流通している。