【若駒ピカイチ】スケール大きなノクターン 横山武騎手が絶賛「先々がとても楽しみ」
◆ノクターン(5日、中山新馬、芝2000メートル)=美浦・木村厩舎、牝、父キタサンブラック、母ラッドルチェンド、母の父デインヒルダンサー 《戦評》道中は中団のインを追走。勝負どころで馬群の外に出して進出開始。ギアがなかなか上がらないように見えたが、直線半ばでグンと加速して、後続に2馬身差をつけた。スケールの大きさを感じさせた。 《血統》半姉テルツェット(父ディープインパクト)はGⅢ3勝。近親にGⅠ馬のリアルスティール、ラヴズオンリーユーがいて、大物感は十分にある。 《将来性》横山武騎手は「素晴らしい馬が素晴らしい勝ち方をしてくれました。新馬向きではない中で勝てたのは、能力の高さだと思う。先々がとても楽しみ」と絶賛。子供っぽいしぐさが残っており、手前の替え方などにも課題を残すが、ギアが上がると抜群の推進力をみせた。血統的にも成長力がありそうで、心身ともにレベルアップできれば、春のクラシックでも期待できる馬になるはず。(増本隆一朗)