さらに伸びに寄せた調整も考える杉山裕也/ボートレース福岡
ボートレース福岡のGⅢ「アビスパ福岡杯」は11日に優勝戦が行われる。 準優10Rは6人全員がゼロ台スタートのスリット合戦に。インからコンマ04の鋭い踏み込みを決めた杉山裕也が1Mを先取りして、主導権争いを制した。「前回、博多に来た時はファン選抜戦の1号艇に選んでもらったのに怪我で帰ってしまったので、優出はノルマだと思っていた。まずはホッとしました」と安堵の表情を見せる。 近況は直線系のペラで反応を見せている70号機の特徴を引き出し、機力は好調。「展示タイム通りで行き足、伸びはいい。出足も今節の中ではいい方ですね。全体的にいい足になっていると思う。ただ、もっと伸びてほしいので、さらに伸びに寄せたペラを試すかもしれない」と枠に応じた調整を示唆した。 優勝戦は3号艇。枠番的には伸びを強化しても面白い枠。バランスをとるか、一撃仕様か。いずれにせよレースを動かすキーマンになりそう。同郷の1号艇・吉田裕平にとっては一番のライバルだ。
マクール