日産「“タフ顔”SUV」がスゴイ! 唯一無二の「ターボエンジン」×センターマフラーが超カッコイイ! めちゃゴツゴツ仕様の「“最新版”エクストレイル」米国カスタムモデルとは
日本でも参考にしたい「“カスタム”エクストレイル」
2024年11月6日から9日にかけて、米・ラスベガスで大規模なチューニングカーの祭典「SEMAショー」が開催されました。 今年も注目車種が多数登場しましたが、過去にもショーを彩ったモデルがあります。今回は最新版「エクストレイル」をベースにした「プロジェクト ラギッド ローグ」について紹介します。 【画像】めちゃカッコいい! 日産「“タフ顔”SUV」を画像で見る(30枚以上)
日産の人気ミドルクラスSUVといえば「エクストレイル」ですが、北米では「ローグ」の名称で、日本以上に大ヒットしています。 このローグをベースに、オフロードカスタムが施された厳ついSUVが、2023年のSEMAショーに出展されていました。 出展されていたのはProject Rugged Rogue(プロジェクト ラギッド ローグ)。 日産によるとこのラギッド ローグは「家族でのキャンプをはじめオフロード走行向けのクロスオーバーSUVとして新たにデザインした」とのこと。「Rugged」は、「武骨、頑丈、ゴツゴツ」といった意味があります。 ベースとなっているのは、米国市場向けローグの2024年モデル。 世界に先駆け2023年10月に大規模なマイナーチェンジを実施しており、なかでもフロントマスクは最新の「デジタルVモーショングリル」採用したことで、高級感を高めています。 なお米国のローグ2024年モデルには、日産独自の1.5リッター3気筒VC(可変圧縮比)ターボエンジンが搭載されます。日本仕様とは異なり、いまのところ「e-POWER」(ハイブリッド)の設定はありません。 プロジェクト ラギッド ローグは、そんな最新版のローグをベースに、プロトタイプのNISMOのオフロードパーツを盛り込むことで、悪路をより走りやすくしたタフな仕様に仕上げられています。 まず目を引くのが、等高線をイメージしたようなボディラッピングです。 フロント周りは砂色のカラーリングで、ボディ後方にはブラックのカラーで等高線が描かれており、アウトドアらしい雰囲気が伝わってきます。 精緻なイメージの最新フロントグリルもブラック化され、精悍さを増しました。 このボディデザインに合わせて、足回りもリフトアップされています。 NISMO製オフロードサスペンションで3インチ(約76mm)ほどリフトアップしたうえで、NISMO製18インチのオフロードホイールにYOKOHAMA「ジオランダーM/T G300」タイヤを装着。 はみ出したタイヤを覆うように、NISMO製カーボンファイバー製のフェンダーフレアも装着されています。 フロントバンパーには、NISMO製6インチ丸型ドライビングライト付きのオフロードフロントバンパーガードが装着されており、リア周りには大型リアスポイラーのほかNISMO製センター出しデュアルエキゾーストも。 ルーフには、4連の丸型ドライビングライト(6インチ)付きオフロードルーフラックも装着されており、カヤックやマウンテンバイクといった大きなレジャーアイテムでも積載できるようです。 インテリアには、「NISMO OFFROAD」と刺繍されたNISMO製シートカバーを前後シートに装着しているほか、ドア内張りにはカーボン柄のNISMOロゴ入りトリムパーツが装着されています。 このあたりはすぐにでも商品化ができそう。またボディの様々なところにNISMOステッカーが装着されており、NISMO好きのオフロードファンにはたまらない雰囲気の一台となっています。 ※ ※ ※ このラギッドローグの武骨なNISMO製エクステリアパーツは、単品でも商品化されれば、米国向けのローグだけでなく、日本向けのエクストレイルでも人気がでる可能性があります。 日本にも、トヨタ「RAV4 アドベンチャー」やスバル「フォレスターXブレーク」など、オフロードテイストの濃い特別グレードもあります。 また三菱「トライトン」やトヨタ「ハイラックス」、「ランドクルーザー250」などの本格クロカンも人気が高まっています。 こうしたオフロード向けパーツによって好みのカスタムをしていくのもクルマの楽しみ方のひとつ。ぜひとも商品化を期待したいです。
くるまのニュースライター 河馬 兎