アジア最高額の国はどこ?サッカー代表チーム市場価値ランキング1~10位。日本代表は?
今年11月から開始する2026年北中米FIFAワールドカップのアジア2次予選、来年1月から開幕するAFCアジアカップ2023に向け、アジアの各国が活動を行っている。今回は、データサイト『transfermarkt』が算出したアジアの代表チームの市場価値ランキングを紹介する。※市場価値は11月11日時点。
10位:中国代表 監督:アレクサンダル・ヤンコビッチ FIFAランキング:79位 総市場価値:1180万ユーロ(約16億5200万円) 最高額選手:ウー・レイ 市場価値ランキング10位には、中国代表がランクインした。同国代表は、2026年に北中米で開催されるFIFAワールドカップのアジア最終予選への切符をかけ、アジア2次予選で韓国代表、タイ代表、シンガポール代表と戦う。 中国代表の平均年齢は29.1歳であり、最高額である30歳のWGウー・レイ(200万ユーロ/約2億8000万円)を筆頭に、25名のメンバーのうち、おおよそ半分の12名が30歳以上というメンバー構成になっている。 25歳以下の選手は6名のみだが、トルコリーグのゲンチレルビリンSKに所属する23歳のDFウー・シャオツォン(50万ユーロ/約7000万円)や中国リーグの上海申花でプレーする22歳のCBジャン・ションノン(60万ユーロ/約8400万円)は、着実に市場価値を伸ばしており、今後の中国代表を担う期待の逸材と言えるかもしれない。 2002年に開催されたFIFA日韓ワールドカップ以来、2度目の本大会出場を目指す中国代表だが、まずはアジア最終予選へと駒を進めることができるだろうか。
9位:シリア代表 監督:エクトル・クーペル FIFAランキング:92位 総市場価値:1205万ユーロ(約16億8700万円) 最高額選手:オマル・フリービーン FIFAワールドカップ初出場を目指すシリア代表は市場価値ランキングで9位にランクイン。2023年2月に就任したエクトル・クーペル監督は、インテルやマジョルカなどの有名クラブ、エジプト代表やウズベキスタン代表の指揮を執るなど、豊富な経験を持つ名将である。 前任のフッサム・アル・サイード監督は就任から6戦6敗の戦績不振により1年も持たずに退任したが、クーペル監督就任後は、2勝1分3敗と結果を残しており、低迷期から抜け出したと言ってもいいだろう。 シリア代表の注目選手は、192cmの長身ストライカー、FWオマル・アッ=ソーマ(130万ユーロ/約1億8200万円)である。34歳という年齢が市場価値の下落に影響している可能性はあるものの、所属するアル・アラビ・ドーハでは昨季公式戦で27ゴールを奪うなど、前線での存在感に変わりはない。 シリア代表は、2012年の西アジアサッカー選手権で優勝を果たしたものの、その他にアジアで目立った戦績を収めることができていない。新体制となった同国代表はAFCアジアカップ2023や2026ワールドカップアジア2次予選でアジアの台風の目となることはできるだろうか。