独男性、コロナワクチン217回 60代が接種か、異常確認されず
新型コロナウイルスワクチンを217回接種した可能性があるドイツ在住の60代男性の血液を分析したところ、顕著な副反応や免疫の働きの異常は確認されなかったと、ドイツの研究チームが9日までに国際医学誌に発表した。3回接種の人に比べ、新型コロナに対する抗体や免疫細胞は大幅に多かった。 コロナ後遺症は「最大500万人」リスクを訴え続けてきた医師「新たな国民病」と危機感 理解不足で孤立する患者も多く
チームの研究者は「接種回数が多いほど副反応のリスクは高くなるが、その点を除けば過剰な接種に特別な危険性はないと考える」とコメントしている。 チームによると、男性は2021~23年の29カ月間で新型コロナワクチンを217回接種したと主張。約4日に1度のペースで接種した計算になる。134回分は公的な記録で確認でき、複数のメーカーのワクチンを接種していた。 22年の現地報道などによると、偽の接種証明を販売する目的で、複数の接種会場を渡り歩いていた疑いがある。 血液分析の結果、抗体やウイルスを攻撃する免疫細胞、ウイルスの特徴を記憶する免疫細胞が顕著に多かった。免疫の働きに異常は見られず、新型コロナに感染した痕跡もなかった。