【ジン】の少量生産されたクロノグラフウオッチが現代仕様で復活
ジン「156.1.E」
96万8000円 スペック:自動巻き(Cal.SZ01)、毎時2万8800振動、約46時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース&ブレスレット。サファイアクリスタル風防(両面無反射加工)。直径43mm、厚さ15.45mm。10気圧防水。世界限定300本。
「156.1」は2種類のバンドを展開
レギュラーモデルとなる「156.1」も、同じく43mm径のステンレススチール製ケースとブラック文字盤を採用するが、インデックスと時分針はホワイト、クロノグラフ針と秒針はレッドでデザインし、メリハリあるアクティブなデザインにまとめた。バンドはステンレススチール製とカウレザー製の2種類が展開される。「156.1.E」と「156.1」のどちらも、あえて24時間計を設けず、オリジナルのデザインを踏襲。また、カバーガラスにはサファイアクリスタルを採用し、オリジナルで使用したアクリルガラスよりも耐傷性を強化している。
ジン「156.1」
92万4000円 スペック:自動巻き(Cal.SZ01)、毎時2万8800振動、約46時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース&ブレスレット。サファイアクリスタル風防(両面無反射加工)。直径43mm、厚さ15.45mm。10気圧防水。
視認性を追求した新開発キャリバーSZ01
新しい「156.1」シリーズには、ジンが新開発したクロノグラフムーブメント、キャリバーSZ01を搭載。通常の30分積算計の代わりに60分積算計を搭載し、スモールダイアルではなく、センター配置の積算計にアレンジし、クロノグラフ機能における読み取りやすさを追求したムーブメントとなる。新設計のネジ込み式ケースバックを備えたケースにムーブメントは組み込まれるが、これはオリジナルのスライド式ケースを再現したものだ。 ジンの歴史的なアーカイブウオッチを、現代の技術と発想で再解釈した「156.1」シリーズ。自社製の新開発ムーブメントを採用した点を含め、ブランドにとっても重要な位置づけにあることが分かる。時計愛好家ならば、パイロットウオッチ購入の際には、選択肢にぜひ加えたいモデルである。 ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。
Text/三宅裕丈