「Microsoft Teams」のチャット・コラボレーションでは共有ファイルの要約が可能に【Ignite 2024】
米Microsoftが11月19日(現地時間)より、テクニカルカンファレンス「Ignite 2024」を開催中だ。主題はAIだが、「Microsoft Teams」に関しても多くの新機能や改善がアナウンスされている。 【画像】絵文字とリアクションで肌の色を変更 最も頻繁に使われるチャットやチームコミュニケーション関連では、チャットで共有されたファイルをCopilotが要約してくれる機能が導入される。また「Viva Engage」で提供されている「ストーリーライン」と「コミュニティ」や、「Microsoft Loop」の統合などスムーズなコミュニケーションをさらに促進する更新が行われる。 チャットやチームコミュニケーション関連の新機能 ・Copilot file summary in chat(2025年初めにパブリックプレビュー):チャットで共有されたファイルを「Microsoft 365 Copilot」が迅速に要約。機密ラベルにも対応 ・Storyline integrated in Teams(2025年初めにパブリックプレビュー):「Viva Engage」などで提供されているX(Twitter)やFacebookのような仕組み「ストーリーライン」(Storyline)を「Teams」に統合。同好の士で集まれる「コミュニティ」なども組み込まれる予定 ・The new chat & channels experience(現在パブリックプレビュー):チャットとチャネルのUIが刷新。チャット、チャンネル、チームを一元管理し、フィルターを使用してメッセージをトリアージしたり、トピックごとに会話を整理するためのカスタムセクションを作成できる ・Loop workspace in a channel(2025年初めに一般提供):「Microsoft Loop」ワークスペースをチャネルに統合し、チャネル単位でのコラボレーションボードを作成・管理 ・Name pronunciation(現在パブリックプレビュー、2025年初めに一般公開):自分の名前の正しい発音を録音して共有。プロフィールカードから確認できる Skin tone setting for emojis and reactions(一般公開):絵文字とリアクションで肌の色を変更できる これらの他にも「Microsoft Teams」には、専用デバイスやiOSのCarPlay向け機能などの改善が多く盛り込まれる。
窓の杜,樽井 秀人