北九州中学生殺傷 43歳の男逮捕、事件前後 男の足取りも判明、元刑事・佐々木氏「事件を起こせば“完了”だったか」【Nスタ解説】
■「葛藤があったはず」特徴“黄色いサンダル”公表 ホラン千秋キャスター: 地元の皆さんの感度が高く、「もしかしたらこの場所を通っているかもしれない」と積極的に情報提供をしたことが、有力な手がかりになったのかもしれませんね。 歴史・時代小説家 今村翔吾さん: そうしたことが短期間での逮捕に至ったのだとすると、ここ数年で皆さんがドライブレコーダーを付けるようになったと思いますが、そういう意味でも無駄ではなかった、こういう効果をもたらすのだなと改めて感じました。 ホランキャスター: 公開手配をしなかったのは、早い段階で目星が付いていたからとみて良いのでしょうか。 元埼玉県警捜査一課 佐々木さん: 容疑者の浮上は早かったのだろうと思います。 一部報道にもありましたが、今回、容疑者の顔が防犯カメラに写っていなかったという情報がある中で、容疑者の服装を公開することは、公判維持にもデメリットになるのではないかなど、さまざまな葛藤があったはずです。 その上で、注意喚起のためにも“黄色いサンダル”という特徴を広く公表したのではないでしょうか。 ■警察「2人を追い回すような素振りはなかった」 明らかになってきた足取り 上村キャスター: そして、容疑者の足取りも少しずつ明らかになってきました。 容疑者の自宅は、現場から約900メートル離れた場所にあり、車で約5分の距離だということです。 14日午後8時10分ごろ、中島さんと男子中学生が入店。そのほぼ同じ時間帯に平原容疑者も車で駐車場に到着。警察によると、2人を追い回すような素振りはなかったということです。 平原容疑者はすぐには入店せず、中学生の2人が入店してから十数分後の午後8時25分ごろに入店し、事件が発生。その後、平原容疑者は車で現場を去ったということです。 ■容疑者との“トラブルなし” 犯行動機は? 今後の捜査のポイントは、犯人の動機です。 中島咲彩さんのスマートフォンの解析から、トラブルは確認されておらず、男子中学生も「全く知らない人に刺された」としています。平原容疑者とのトラブルは確認されていません。 警察は被害者2人と平原容疑者の関係性について確認中です。 なぜ2人を狙ったのかといった動機について、今後、どのように捜査を行っていくのでしょうか。