不登校の子どもたちの応援イベント「すきまつり」 押上で初開催へ
不登校の児童や生徒を応援するイベント「すきまつり in すみだ」が12月14日、「すみだ共生社会推進センター」(墨田区押上2)で行われる。主催は一般社団法人「イエローピンプロジェクト」。(すみだ経済新聞) 【写真】すきまつり イベントの対象は不登校の小学4年生~中学生。スクールカウンセラーとして23年間で延べ900人以上の不登校児童生徒を支援してきた林千恵子さんが、イベントを監修。適応指導教室の卒業生や大学生らと共に企画した。 イベント名の「すきまつり」には、「すき(好き)を見つけること」「『隙間』から新しい可能性を探ること」の2つの意味を込める。視点を変えれば新たな発見の場になるという思いを表現しているという。 林さんは「ワークショップも行うが、何をしてもしなくてもいい自由室も作り、卒業生や大学生との緩いつながりを目指している。体験活動や他者とのつながりの中で、子どもたちが変化していく様子を適応指導教室で見てきたので、その経験から考えた」と話す。 当日は、オリジナルキャラクターやパラパラアニメを作るワークショップ、ゲームプログラミング、ドローンファイトなどの体験が楽しめるワークショップや交流活動を行うほか、保護者向けには大原学園美空高校の説明会、体験談を聞ける場も設ける。 林さんは「卒業生が企画段階から参加し、私自身では気づけなかった視点が盛り込まれた。『すきまつり』が子どもたちに新たな一歩を踏み出すきっかけになれば」と期待を込める。 開催時間は13時~16時。定員は30人(申し込み多数の場合は抽選)。要事前申し込み。ウェブサイトで12月12日まで受け付ける。
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