「自分が付き合えると期待していたわけではない。それでも…」有岡大貴に12年を捧げた女性が胸の内を告白。推しの結婚がなぜここまで悲しいのか?
アイドルが現実を見せたらアウト?
アイドルの結婚には、2次元のキャラクターが急に3次元になってしまったような、そんな生々しさがあるのかもしれない。 確かに今回の結婚には、〈アイドルは夢を売る商売なんだから現実見せたらその時点でアウト〉〈アイドルの結婚報道の何がしんどいって、推しの「現実」「生」を突きつけられるからしんどい。推しにも現実があって、一人の人間としての人生を歩んでることは頭では理解しながら、ふだんは無視して夢を見てた〉〈ファンタジーの世界を見せてくれていたアイドルが、結婚という現実のものを持ち込み、ファンタジーの世界のベールをはがしかけている〉と嘆く声が確認できる。 まさにアイドル(idol)は英語の意味のまま、ファンにとって「偶像、聖像」のような存在だったのだろう。では“結婚”と“熱愛”にはどんな違いがあるのだろうか。Aさんは、熱愛は平気だったというが……。 「これは私の考えなのですが、熱愛は一時的な付き合いで、『いつか別れるだろう』っていう希望があるんですよね(笑)。ですが結婚は、一生を共にするという意味で約束を交わすことだと思っています。だから結婚だとダメージが大きいんです。もし今後、離婚したら、また好きになるかというと、正直わからないです。でも覚悟を決めて結婚したのなら離婚しないで、一生幸せを貫き通してほしいですね。ファンのためにも……。そして私自身、今は彼らの結婚を喜ぶことはできないけど、いつか心から祝福出来るようになれたらいいなと思っています」 アイドルの結婚は悲しいことだが、同時にファンを強くすることでもあるのだろうか。いつか誰かと結婚してしまう……そんな儚さもまた、アイドルの魅力なのかもしれない。 取材・文/集英社オンライン編集部
集英社オンライン編集部