広島・新井貴浩監督

■プロ野球　広島1ー2阪神　（3日　マツダスタジアム） 広島は阪神に競り負け今季4度目の3連敗、37勝31敗4分の貯金6とりは阪神との2ゲーム差となった。打線は今季最少タイのわずか3安打で矢野のタイムリースリーベースの1得点のみ。先発・九里は佐藤輝に2本の本塁打を浴び自身4連勝で止まり5敗目。阪神戦は4連敗となり5勝6敗1分と負け越す。 九里亜蓮（32）今季13度目の登板、試合前まで4勝4敗、リーグ10位・防御率2.36。前回の6月26日・ヤクルト戦は7回を5安打1失点（自責0）で勝ち投手、自身4連勝中。今季の阪神戦は初登板、通算では10勝13敗だった。 九里は1回、近本に右安打も中野を遊ゴロ併殺打、前川を左飛と3人で退ける。 スタメンは1番センター・秋山、2番ライト・野間、3番レフト・上本、4番サード・小園、5番キャッチャー・石原、6番セカンド・菊池、7番ショート・矢野、8番ファースト・中村健、9番ピッチャー・九里のオーダーを組んだ。 阪神の先発・大竹は広島戦は今季2試合で1勝0敗、防御率0.69、通算でも7勝0敗と抜群の相性を誇っていた。1回、秋山は遊ゴロ、野間は遊飛、上本は三邪飛とわずか10球で抑えられる。 九里は2回1死から佐藤輝にライトスタンドへ4号ソロを高々と放り込まれ1点を先制される。打線は九里が13球を粘るも凡退し3回まで1人の走者も出せない。 九里は4回、先頭・中野に中安打から2死二塁とすると佐藤輝に四球を与えるが島田を中飛に打ち取った。 4回の攻撃も秋山は空振り三振、野間は三ゴロ、上本は投ゴロに倒れる。九里は5回1死から小幡に右中間にツーベース、1死後に近本に内安打で2死一・三塁のピンチも中野の遊直を矢野が好捕して追加点を与えない。 5回の攻撃で2死から菊池の三ゴロを佐藤輝が悪送球、初めての走者を出し2死二塁に。矢野がライト線に初安打タイムリースリーベースを弾き返し、1ー1の同点に追いつく。 九里は6回、先頭・前川に右安打も大山を遊ゴロ併殺打に打ち取ったが佐藤輝に逆方向のレフトスタンドへ5号ソロを運ばれ、1ー2と勝ち越された。 九里は6回を103球、8安打1四球4奪三振の2失点（自責2）で降板し5敗目（4勝）。6回の攻撃は代打・堂林、秋山、野間とあっさりと3人で終わる。 7回は2番手・ハーンは先頭・坂本に左安打、小幡のバントは捕邪飛、大竹のバントを小園が二塁送球も矢野が失策落球し1死一・二塁のピンチに。近本を左飛、中野を空振り三振で無失点で切り抜ける。 7回の攻撃で2死から石原が左安打で出塁も石原が大竹の牽制に刺され憤死。 8回は3番手・黒原が先頭・前川に四球、大山を三ゴロ、佐藤輝と代打・野口を連続空振り三振に斬って取った。8回の攻撃は2死から代打・坂倉が右安打も代打・松山は空振り三振に終わった。 9回は4番手・岩崎の前に秋山は中飛、野間は左飛、上本は遊ゴロで3人で凡退し無得点で終わった。