【独自取材】ストレス発散・“お客様は神様”的な発想…そんなカスハラには「電話を切っていい」⁉言葉の暴力から社員を守るため、大企業が下した“強気の決断”
首都高には『ジャンクション』と呼ばれる複雑な合流地点が多く、カーブや高低差もあるため、事故も多発します。車両事故の処理に時間がかかり、渋滞していることに対してクレームの電話がかかってきましたが…。 (オペレーター) 「何時に終わるというお約束・ご案内は、こちらではできかねます」 -(利用者) -「お前たちは何の役にも立たねえ!」 (オペレーター) 「申し訳ありません。今の段階では…」 -(利用者) -「バーカ。大丈夫か。運転してんだよ、おい」 (オペレーター) 「お客様…」 -(利用者) -「毎度じゃねえか。本当によう、いつもいつもよう」 (オペレーター) 「お客様、そのように暴言を吐かれるようであれば、こちらから、これ以上のご案内はできかねます。恐れ入りますが、お電話切らせていただきます」 -(利用者) -「切るの⁉」 ツー、ツー、ツー…。
今度は、オペレーターの発言が癇に障ったのか、いきなり上から目線の“お説教”が始まりました。 -(利用者) -「大丈夫か?バカ野郎。聞こえているから言ってんだから。“聞こえていれば”って、枕詞(まくらことば)入れるんじゃねえ。大丈夫か、お前、失礼なこと5回以上繰り返しているんだぞ。わかっているか?わかっているか、お前?あのな、あのな、謝るのに枕詞入れるな。お前の勝手な枕詞入れるな。教えてあげるから。『わかりました』だ、それは」 (オペレーター) 「そうですね、わかりました」 -(利用者) -「明るく言うな、怒ってんだから。いちいち教えないと、わかんないか?小学生でもできることだぞ、教えれば」 (オペレーター) 「申し訳ございません」 ツー、ツー、ツー…。
さらに―。 目的地へのルートを間違って、一旦高速を降りて別のインターチェンジから再び高速に乗りなおすと、当然、改めて高速代が発生します。しかし、こんな常識に納得いかない人が存在しました。 -(利用者) -「金取ってんだったら、そういうの全部ちゃんとやれよ!」 (オペレーター) 「怒鳴られてしまいますと、落ち着いてお話ができなくなってしまいますので」 -(利用者) -「怒鳴ってねーだろうがよー!金払ってる以上は、そこらへんの管理・監督ちゃんとやれって言ってんだろ!ちゃんとやれって言ってんだよ!」 (オペレーター) 「今、お客様が…」 -(利用者) -「何のために二重料金取ってんだよ⁉」 (オペレーター) 「怒鳴られてしまうのであれば、こちらでご案内できることはございませんので、こちらから失礼させていただきます」 -(利用者) -「怒鳴ってねえって言ってんだろ!?」 (オペレーター) 「失礼します」 ツー、ツー、ツー…。
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