街角で出会う様々な“リアル”に着目 「あなたのリアル、わたしのリアル」開催/愛知
愛知県美術館(名古屋市東区)では、「あなたのリアル、わたしのリアル」を開催。リアリズム、シュルレアリスム、スーパーリアリズム(ハイパーリアリズム、フォトリアリズム)に所属する作品を中心に、それらの分類に当てはまらない多様な作家の作品も展示される。期間は6月20日~7月21日。観覧料一般500円、高校・大学生300円、中学生以下無料。 展覧会のテーマは、「街を歩きながら、いくつもの街角でさまざまな“リアル”に出会う」。現実の世界が持ち得る未知の様相に対し、それぞれの独創的な手法を持って鋭く切り込む芸術家たち。今回、「リアルとは何か?」「それはどこにあるのか」を命題とし、展示される同館所蔵の“リアル”をめぐる作品により観覧者自身に問いかける。広い展示室内に流派の垣根を越えた様々な作品を混在して展示することで、街を歩きながら作品に出会うわくわくする感覚を演出する。
展示作品の中には、日本におけるスーパーリアリズム絵画の第一人者と言われる上田薫氏や、エアブラシを用いた現代的なリアリズム表現者で知られる三尾公三氏などの作品も。6月28日には記念講演会として、講師に岡崎市美術博物館 学芸員の村松和明氏を招いた「どちらがリアル? リアリズムとシュルレアリスム」が開催される。