現役時は受験会場に行かずに逃げた【八田亜矢子さん】人生で最も頑張った浪人時代を経て、東大卒タレントになるまで|STORY
目標だった東京大学(以下、東大)へ進学したけれど、それまでの道は平穏ではなかったと語る八田亜矢子さん。実は現役時代は受験会場へ行かず、逃げてしまったといいます。一浪し、人生でいちばん頑張ったという受験勉強を経て、見事、東大への合格を手にした八田さんに、実体験も踏まえての勉強法についても教えていただきました。これから大学受験を控えている方、親御さん必見です! 【写真あり】八田亜矢子さんの若かりし頃のルーズソックス姿
\八田亜矢子さんprofile/ 八田亜矢子さん(39)。福岡県生まれ八王子市育ち。東京大学理科二類に在籍中にミス東大に選ばれたことから芸能界へ。数々のクイズ番組で活躍。プライベートでは10年前に結婚し、一児のママ。
幼少期から「東大に行きなさい」と言われ育ちましたが、実は現役のとき受験会場に行かず逃げたんです
母から「東大に入りなさい」と幼稚園の頃から言われ続け、中学受験で桜蔭に入ったのも東大への進学率が高い学校だからという理由でした。物心ついたときから自然と?強制的に?東大の受験を志すようになっていました。 東大を目指しやすい桜蔭中学校に入学したのですが、他校の自由な校風に憧れ、公立中学に転入し、高校生のときは筑波大学付属高校に通っていました。高校三年生の夏に一度だけ志望校の判定が出る全国模試を受けたことがあって、その結果がD判定。そのあとは模試の結果が怖くて、一度も受けませんでした。模試と同じ問題が受験に出題されるわけでもないし、まだ時間があるから大丈夫!なんて前向きに捉えていましたが、受験直前になっても、受験範囲の勉強が全然終わっていなくて…。東大の受験会場に行かなかったんです。逃げたんですよね…。母には事実を伝えたのですが、父には受験には行ったが不合格になったということにしていました。浪人してもう一年頑張ることを決め、予備校に入りました。二浪は流石に無理だと思っていたので、次はないぞという気持ちで、腹を括ったのを覚えています。
人生でいちばん頑張ったと思える浪人時代も8時間睡眠と食事はしっかりとっていました
私の勉強のやり方は1回問題を解いて、わからないところは解説を見て、もう1回同じ問題を解いて…を繰り返すこと。とにかく手を動かすようにしました。1回か2回解いただけでわかったつもりにならないように、泥臭いですが反復することが大切だと思い続けました。ただ、メリハリも大事だと思っていたのでクリスマスくらいまで予備校の友達とも遊んでいましたね。受験勉強は長期戦だと思っていたので、勉強もしながら友達との時間はリフレッシュとして考えていました。年末年始くらいからは最終決戦に臨む気持ちで、スイッチを切り替えたように思います。とはいえ、睡眠は大切なので、寝る時間は絶対に削らず、毎日8時間は寝るようにしていました。あとは食事はしっかりとり、それ以外の時間はほとんど勉強です。人生でいちばん勉強したと思います。 行き詰まったら気分転換にコーヒーを飲んで、部屋にいるネコに遊んでもらって、よしまた頑張るぞ!と。しんどいなんて言っていられないくらい必死だったと思います。モチベーションは先に現役で東大に合格していた友達のことを思い出したり、自分が大学生になってやりたいことを考えたり。4月以降の自分の大学生活を想像して、どこの大学でどんな風に笑っていたいか、と自問自答するとやっぱりそれは東大で…そんな風に自分で自分のモチベーションをあげながら勉強していました。受験当日はすごく自信があったわけではないですが、絶対ダメとも思ってはおらず、もうやるしかない!という背水の陣の気持ちで臨みました(笑)。