元メッツGMがズバリ「佐々木朗希はドジャース向き」…現役時代の吉井監督と契約、日本選手独特の気質も指摘
元メッツGMでMLBアナリストのスティーブ・フィリップス氏が12日(日本時間13日)、MLBネットワークの番組で、佐々木朗希(23)について言及した。 「このポスティングによって30球団すべてが彼にアクセスできるようになる。金銭的に余裕のあるチームが有利になるわけではなく、選手育成の環境やチームの魅力をどう売り込むかが鍵になる。昔は、日本人選手は自分が唯一の日本人選手になるチームを好む傾向があったけど、それも変わってきているようだ。今では、選手が快適に過ごせて成長できる環境が重要視されている」とコメント。「現時点での予想は、ドジャースが有力だと思う。勝つチャンスがあるし、山本や大谷もいるからね」と断言した。 「過去には、彼のエージェントは千賀をニューヨーク(メッツ)、鈴木誠也をシカゴ(カブス)、ダルビッシュをテキサス(レンジャーズ、現パドレス)、そして山本をロサンゼルスに送り込んできた。このように地理的要因はこれまであまり重視されていなかったけれど、どう見ても彼はドジャース向きの選手に思える」と話した。 同氏はメッツGM時代に、ロッテの吉井理人監督の現役時代に契約した当事者。25歳未満でのポスティングはロッテ球団、佐々木の双方に経済的メリットはないと指摘した上で「多くの日本人選手が、自分の野球界での居場所を見つけたいと願っているんだ。吉井は僕がかつてサインした選手の一人で、彼が渡米した時に『野球の世界で自分の立ち位置を見つけたい』と話していたのを覚えている。多くの日本人選手はお金よりもそういった思いを大事にしているように感じる」。金銭面を度外視してでも、最高峰の舞台で力を試したいという、日本選手独特の気質について指摘した。
報知新聞社