きな臭くなる金門島周辺海域 中国と台湾警備艇が睨み合い
台北、台湾、7月12日 (AP) ― 台湾の沿岸警備隊に当たる海巡署は7月11日、台湾が実効支配する台湾海峡対岸の金門島沖を航行中の中国海警局の警備艇4隻に対処した。 4隻の海警局警備艇は11日午前6時から7時までの約1時間、台湾の制限水域に侵入した。 海警局警備艇は4つの方向から金門諸島に接近しようとしたため、台湾はこれに対処するため同数の巡視艇を派遣した。 双方の船舶の対峙は午前9時まで続いたが、海警局側が引き上げた。 海警局は1時間後に制限水域に戻り、2度目のにらみ合いは正午ごろまで続いたという。 海巡署によると、今回の制限水域への侵入は、今年に入って31回目だという。 中国は台湾本島周辺同様で軍事活動を活発化させているが、同時に金門・馬祖両島周辺でも活発に活動している。 （日本語翻訳・編集 アフロ）
