福岡でも仕事始め…トップが抱負 株価「辰巳天井に期待」 服部知事「県政テーマは“躍”」 クイーンビートル浸水隠しのJR九州「安全をゼロから」
福岡県内の多くの企業や官公庁では6日が仕事始めとなりました。 重厚なドラの音が響き渡ったのは、福岡証券取引所です。 1年最初の取り引きとなる「大発会」の式典には、証券会社の社員など35人が参加しました。
巳年となる今年の相場格言は「辰巳天井(たつみてんじょう)」。 「辰年と巳年は株価が上昇しやすい」とされる格言で、日経平均株価が初めて4万円台に乗った辰年の去年を上回る天井を狙います。 ◆福岡証券取引所 長宣也理事長 「日経平均株価につきましては4万円台定着が視野に入るとも言われています。勢いのある相場展開になることを期待しています」
福岡県の服部知事も仕事始めのあいさつで威勢よく今年の県政のテーマに漢字の「躍」を掲げました。 ◆福岡県 服部誠太郎知事 「人権が尊重され輝き活躍できる、そんな福岡県を作っていきましょう」
今年3月には福岡西方沖地震の発生から20年の節目を迎えます。 会見で服部知事は近く、県が無料で提供しているアプリ「防災ナビまもるくん」に新たな機能を追加するなど、県民の命や安全を守るため、災害への備えを進めていく考えも示しました。
一方、JR九州は信頼回復に向けた1年となりそうです。 ◆JR九州 古宮洋二社長 「『安全』。JR九州グループにおいて最も優先されるべきことです。今年はその安全をグループ全社員がもう一度ゼロから考えていく年にしていきたい」
JR九州は去年、福岡と韓国・釜山を結ぶ高速船「クイーンビートル」で浸水隠ぺい事件を起こし、30年以上続けてきた船舶事業から撤退することになりました。 ◆JR九州 古宮洋二社長 「『安全』を最優先し、長期的な持続可能性を追求するために、さらなる効率的な事業運営体制を目指すと共に、時代を先読みしたお客様視点での施策を推進していきたい」 それぞれの目標に向かって2025年が本格的に動き出しています。
テレビ西日本