衆院選・福井2区で自民“裏金分裂”高市氏夫の山本拓氏出馬へ…ライバル高木毅氏の「パンツ泥棒」独自調査の過去も
自民党の派閥パーティー券をめぐる裏金問題で、政治資金収支報告への不記載額が1019万円だった高木毅氏は、2024年4月4日付で党員資格停止6カ月の処分を受けていた。 【写真】高木毅氏「福井の自宅」はおいくら? 10月に入って、党員資格停止処分は解けたものの、石破茂首相のもとで臨む衆議院議員総選挙(10月27日投開票)では、自民党から“非公認”の決定が下された高木氏。無所属で「福井2区」に立候補する予定だ。 その高木氏をめぐり、自民党に火種が発生している。 「福井2区には、自民党の元衆院議員で高市早苗前経済安保相の夫である山本拓氏が出馬することを表明しています。高木氏が非公認になったことから、山本氏は党員から『誰を応援すればいいのか』と聞かれ、『保守の選択肢を提示しなければならない』と思い、出馬を決めたそうです」(政治担当記者) 山本氏は、2004年に高市氏と結婚したが、2017年に離婚。しかし、2021年に再び高市氏と結婚し、戸籍上は高市姓に改姓している。2021年の総選挙では「福井2区」からの出馬を断念し、比例北陸信越ブロックの単独候補だったが、次点で落選していた。 出馬にあたり、山本氏は自民党の公認を目指すが、無所属でも出馬する意向だという。 互いに公認がない状態で争えば、「自称・自民党」の2人の候補者による分裂選挙の様相を呈すことになる「福井2区」。 そんな2人の以前からのライバル関係については、こんな逸話が知られている。 「高木氏といえば、復興大臣を務めていた2015年10月に『週刊新潮』で、まだ国会議員ではなかった約30年前の下着泥棒で現行犯逮捕された過去が報じられました。そのため高木氏は『パンツ大臣』『パンツ高木』という不名誉なあだ名が定着し、今も覚えている有権者が多い。 それに対して、その報道から1年以上経った2017年1月、当時の自民党福井県連会長だった山本氏は、県連の独自調査の結果として『高木氏は女性宅に侵入し現行犯逮捕されていた』と“事実認定”するような発言を記者団の前でおこない、当時の被害女性と高木氏が和解したことまでぶちまけたんです。 そのため、この問題はその後の衆議院本会議でも取り上げられ、当時の安倍晋三首相が『高木氏ご本人が国会の場で、報道されている内容を明確に否定している』と答弁までする騒ぎになりました。まさに“因縁の2人”ですよ」(前出・政治担当記者) X上では、2人の騒動を思い返す声も多く見られている。 《パンツ泥棒を暴いた山本拓が比例から福井2区で出馬》 《大荒れ憎しみの福井二区、山本拓が比例に出されてパンツ高木に恨みを持つのはわからなくないが、パンツも山本拓になんかやられて立憲から質問主意書まで出されてるからお互い様では…》 《福井2区がよりによって高木と山本で保守分裂になるの面白すぎるでしょ》 総選挙とあって“私怨”ではなく、有権者を見て議論を交わしてほしいものだがーー。
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