石原伸晃氏 2000万円支給問題をバッサリ「大根が100円か200円でみんなカリカリしてるのに」
元衆院議員で自民党東京都連最高顧問の石原伸晃氏(67)が、10日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)に出演し、10月の衆院選での自民大敗についてコメントした。 【写真】2022年、父・石原慎太郎氏のお別れ会に顔をそろえた(右から)石原伸晃氏、良純氏、宏高氏、延啓氏の4兄弟 衆院選では、自民が公示前から56議席減の191議席に終わった。連立政権を組む公明党とで過半数(233議席)を割り込む215議席にとどまり、これまでのような政権運営が困難になった。28議席を獲得する躍進を遂げた国民民主党に事実上、キャスティングボートを握られている状態。石原氏は「惨敗ですよね。やっぱりハンドリングが悪いというか」と、党の選挙対策に痛烈なダメ出しをした。 党派閥の裏金事件で有権者の怒りを買ったばかりか、衆院選の選挙期間中に、事件を理由に党から公認されなかった候補側に2000万円を支給したことも大きな逆風になった。石原氏は「政策活動費だから、みんな2000万円だって言ったら、そりゃあ選挙勝てないですよ。大根が100円か200円でみんなカリカリしているのに、ダメですよ。センスない」と断言。スタジオからは大きな笑いが起き、進行役の阿川佐和子も「言いましたね…」と驚いていた。 11日に開かれる特別国会で、首班指名選挙が行われる。石原氏は「憲政の常道として当たり前のことですけど、第1党が自民党であるから、自民党の首班。石破総裁が辞めていない限りは、石破総裁が引き続いて総理になると思います」と、見通しを語った。