デミ・ムーアが圧倒的怪演で魅せる!ゴールデン・グローブ賞5ノミネート『The Substance』2025年5月日本公開
第82回ゴールデン・グローブ賞にて、『The Substance(原題)』が作品賞(ミュージカル・コメディ部門)、監督賞、脚本賞それぞれにコラリー・ファルジャ監督、主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)にデミ・ムーア、助演女優賞にマーガレット・クアリーがノミネート。アカデミー賞前哨戦として名高い本賞の主要部門にノミネートで、早くもアカデミー賞有力との呼び声高い本作より、シーン写真が解禁され、日本公開日も2025年5月16日(金)に決定した。 【写真を見る】元トップ人気女優エリザベスは50歳を超え、容姿の衰えとそれによる仕事の減少から、ある新しい再生医療に手を出そうとする… カンヌ国際映画祭で行われたワールドプレミアでは、最長9分間にわたるスタンディングオベーションを受け脚本賞を受賞。トロント国際映画祭ではミッドナイト・マッドネスのオープニング作品として上映され、圧倒的支持を受けて観客賞を、ヨーロッパ映画賞では撮影賞、視覚効果賞を獲得するなど続々と受賞が続く注目の高い本作が、今年の賞レースの行方を占うゴールデン・グローブ賞にて作品賞、監督賞、脚本賞、さらに狂気と呼べるほどの“美&若さ”への執着を圧倒的怪演で見せつけ、これまでの経歴を全て過去のものとし、代表作を塗り替えるほどの圧巻の演技を繰り広げたデミ・ムーアが主演女優賞に、そしてムーアと真っ向対峙する女性、スーを演じたマーガレット・クアリーも助演女優賞の候補に選ばれ、計5つにノミネートされるという快挙を達成した。 あわせて解禁されたシーン写真では、ムーア演じる元トップ人気女優エリザベスの巨大な肖像画の前で瑞々しい肢体を曝けストレッチするスーの姿のほか、それに相対するかのように暗がりで陰鬱な表情をたたえるエリザベスなど、いずれも滲む狂気を湛えたショットとなっている。 第82回ゴールデン・グローブ賞の受賞の発表は米国時間2025年1月5日(日)を予定。『ゴースト ニューヨークの幻』(90)などで人気を博したムーアが魅せる狂気にも注目してほしい。 文/平尾嘉浩